2020年2月16日

『フランスの子どもを育てる社会の仕組み』講演会が開催されました。


2020年2月7日(金)に、くわなメディアライブにて、MCサポートセンターみっくみえ主催、三重県、桑名市教育委員会共催で、「親なき子」の著者安發明子さんによる講演会が開催されました。

講師の安發さんには、『フランスの子どもを育てる社会の仕組み』をテーマに、フランスの多様な社会福祉政策や子育て環境など、幅広い視点で講演していただきました。

フランスは、産みたい女性と子育て中の女性に対する、政府の積極的な支援体制や不妊治療への画期的なフォローにより、少子化問題を改善させています。

出生直後から、子どもたちが一人の人間として大人と同様に扱われ、子どもの人権がきちんと尊重されていたり、義務教育が3歳から開始され、すべての保育教育施設に児童心理の専門家が在中していることにより、心理面のサポートが充実していたりするそうです。

様々な手当についても、所得制限がある日本とは異なり、共働きで所得が多くても公的補助を受けられる仕組みがあるなど、興味深い話を聞かせていただきました。

また、育児支援の重要性が広く認識されており、妊娠出産育児に対する手厚い子育て支援策があることが理解できました。

福祉、保健、教育分野からたくさんの方々が全国から参加してくださり、「初めて聞く話が多く勉強になった」、「何かあってからどうするかの日本の対応とは異なり、フランスは予防の段階から専門家が関わるのが当たり前だという共通認識が素晴らしい」などの感想もいただきました。

講師の安發明子さん、ご参加くださったたくさんの皆様、本当にありがとうございました。

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